外因のお話しの続き

湿邪(しつじゃ)

  • 関連する五行=土
  • 関連する五臓=脾
  • 作用=中国大陸では夏の終わりの1ヶ月に見られるとしているが、日本では梅雨の時期や秋の長雨に現れることが多い。

 

  1. 陰性の邪で、人体の下部を犯しやすい。
    水腫、脚下痢など下半身の症状が多い。 
  2. 湿は重く、停滞する。
    湿邪が体内に侵入すると陽のが損なわれる。そのため頭や体が重い、だるいなどの症状が現れる。関節に停滞すると関節痛を引き起こす。湿邪の病は治りにくく、再発することもある。 
  3. 脾胃を犯しやすい
    消化吸収の能力を損ない、津液を運搬する機能が低下する。
    下痢、尿量減少、腹水などの症状が現れる。 
  4. その他、天候以外でもの汗で濡れた衣服も湿邪による疾病を引き起こす場合がある。
引き起こされる症例
  • 食欲不振
  • 消化不良
  • 泥状便
  • 尿量減少
  • むくみ
  • 関節痛
  • etc.

燥邪(そうじゃ)

乾燥

  • 関連する五行=金
  • 関連する五臓=肺
  • 作用=陽の邪であり、口や鼻から侵入して肺を犯すことが多い。

 

  1. 乾燥させる働きがあり、体内に侵入すると津液を消耗させる。
    口が渇く、のどが渇く、皮膚が乾燥するなど。
     
  2. 肺は湿を好むが、燥邪が侵入すると肺を傷つける。
    痰が出なくなったり、喘息、胸痛を起こす。
引き起こされる症例
  • 口渇
  • 肌の乾燥
  • 髪の毛の乾燥
  • etc.

寒邪(かんじゃ)

  • 関連する五行=水
  • 関連する五臓=腎
  • 作用=冬の候は寒冷で、外が下がると寒邪が体内に侵入しやすくなる。

 

  1. 陰の邪であり、陽のを損傷しやすくなる。このため体を温める働きが損なわれ、悪寒などが現れる。 
  2. を停滞させて痛みを引き起こす。このためや津液の流れが悪くなり、経脈の流れる場所に痛みが起きる。 
  3. 収縮、収斂作用があり、や筋肉が収縮する。 
  4. 寒邪は臓腑を直接犯すことがある。例えば脾胃に侵入すると腹が冷え、痛み、下痢などが現れる。
引き起こされる症例
  • 腹痛
  • 吐き
  • 下痢
  • 手足の冷え
  • 腰痛
  • etc.
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